牛頭馬頭

週末キッチンドランカーのレシピ帖

中華そばを作った話

 

皆さんは「タコライス」と「ナシゴレン」の違いってご存知ですか。

 

どちらもご飯にサラダとひき肉と目玉焼きが乗ってる感じのやつで名前が違うだけだろ、と自分は思っていたのだが、最近になって、同じ食べ物ではなく別の料理だと母に指摘されて知った。こんな飯ブログ書いてる身として恥ずかしい。

 

では「中華そば」「ラーメン」の違いはおわかりでしょうか。

 

と聞いておきながら自分は知らないのでネットで調べてみると、前者はもともと日本にあった「おそば」に対して戦後大陸からやってきたそば、という意味で「中華そば」と呼ばれるようになったらしい。対する「ラーメン」はどこから来たのかというと、これには諸説あってコレというハッキリした起源はわかっていないようだ。

 

んで、結局のところ両者の違いは呼称だけで同じモノと考えてよいらしい。「マック」と「マクド」みたいなもんか。

 

まぁ明確な違いはなくとも「中華そば」というと、ラーメンより「昔ながら」とか「ノスタルジック」なイメージがある。ある程度歴史がある中華そば屋だと箔がついてなおそれっぽい。

 

具体的な例を上げるとなると個人や地域で変わってくると思うけど、 自分の場合は中華そばと聞いて真っ先に思い浮かぶのは永福町系大勝軒の中華麺。ついこないだ初めて食べたひばりが丘の「ラーメンサニー」のラーメンもザ・中華そばって見た目と味わいでよかった。じんわりしょうゆ味の東京ラーメンとも呼ばれる部類のやつ。

 

今回はそんなイメージの「中華そば」を作ってみることにしよう。

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マーボー焼きそばを作った

 

最近ネットウォッチングをしていると「マーボー焼きそば」なるワードが飛び込んできた。

 

やられた。そんな組み合わせは考えたこともなかった。頭を鈍器でガツンとやられた気がした。

 

考えてみてほしい。一枚のお皿(リング)の上で麻婆豆腐焼きそばがタッグを組んでいるのだ。

 

勢いでプロレスに例えたけどプロレスの事は全然知らない。知らないので飯で例え直すとこれはカレーパスタと並ぶくらいの強さだ。ダブル主演だ。ダブル浅野レベル。

 

興味が湧いたので「マーボー焼きそば」をwikipediaで調べてみた。

 

マーボー焼きそば宮城県仙台市を中心とした地域のご当地焼きそばである。

wikipediaより

 

ふーん。そんなB級グルメがあったとは知らなんだ。

ということで作ってみることにした。

 

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神座風のラーメン(と牛すじトマト煮込み)を作った

 

 

神座(かむくら)というラーメンチェーン店がある。

 

関西発祥のお店で基本メニューの「おいしいラーメン」は白菜などの野菜がたっぷり入った甘めで透き通った醤油スープが特徴。そのままだと白菜鍋のようなやさしい味だが、テーブルトッピングのすりおろしニンニクと醤油漬けニラを入れるとパンチが加わる。時々食べたくなる。

 

関東にもお店はあるのだけど家で自分流の「神座風ラーメン」を作ってみることにした。

 

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八角が香る魯肉飯(ルーローハン)

前回からの台湾シリーズ続編。

 

最近思ったのだけど「肉の煮込」系の料理は失敗が少ない。

いい肉を甘辛い味付けでグツグツ煮れば、十中八九美味しい何かが出来上がる。そしてビールのつまみにもいいし飯にも合う。嫌いな人は少ないはずだ。

過去の煮込み系料理の記事はこちら

 

台湾にも「魯肉飯(ルーローハン)」という豚肉を煮込みを白飯にぶっかけたB級グルメがある。簡単に言うと台湾風の角煮丼だ。 

 

これが台湾で食べた魯肉飯。魚のフレークのようなものがかかっていた。思ったよりあっさりした味付けで八角の香りも穏やかだった。

 

先日行った麺線屋でもセットメニューで出てきた。

 

「魯肉飯」も麺線と同じくらい好きな台湾料理だ。

ということで麺線に続き、「魯肉飯」を作ることにする。

 

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台湾にかぶれて麺線作りに挑戦してみた

台湾に『麺線』という料理がある。

とろみが効いたかつお節風味の出汁にソーメンのような細麺が入った料理でトッピングに豚モツや牡蠣や香菜(パクチー)が乗ることが多い。街角の路面店や屋台などで売られており台湾の人はおやつ代りに食べたりもするらしい。

去年ネットで知って「これは絶対に好きなヤツだ」と直感してから約半年、6月に旅行で台湾に行きようやく麺線と対面することができた。

 

この台湾旅行には自分の家族と友人一家も同行していて、台北市に着いた日の夜、皆で「ディンタイフォン」という小籠包の有名店に晩飯を食べに行った。

その後「東門」という街をウロウロと散策していた時に「志明紅麺線」という麺線屋を見つけた。店先ではおじさんがあの麺線の鍋をかき混ぜている。

 

 

小籠包とビールをやっつけた直後だったので家族と友人は満腹気味で、麺線屋を発見して一人で興奮していたら、皆から「食べてくれば」とありがたいお言葉を頂戴し、自分だけ別行動をしてその麺線屋に突入した。

 

 

店先に並んでいるメニューを見ると麺線のサイズは大/小の2種類。

「小」を注文した。45元(日本円で約170円)だった。

 

みんなにも味わってもらおうと一度はテイクアウトしたのだが雨が降っていて食べる場所がなかったので一人店内に戻って食べることにした。

 

 

店のおじさんに「箸をくれ」と頼んだら「レンゲだけで食べるんだ」というジェスチャーで返された。麺というよりはスープ感覚の料理なのかもしれない。 

 

 

言われた通りレンゲで一口たべてみると、カツオ節をベースに豚の腸とパクチー、その他のスパイスの風味がふわっと効いていて「これが麺線かぁ」という他に説明ができない味わい。そこに柔らかい細麺が泳いでいるのだが、おそらく長い時間煮込まれているのにも関わらずヌチャッと崩れずに麺としての形を保っている。表現が難しいが口の中で「しわっ」とした存在感を感じる。独特の出汁の味に不思議な麺の食感。なんなんだこれは。

まぁ、一言で言えば期待していた通り美味い。台湾に来てよかったと思った。

  

「こっちもおすすめだから食べてみて」と、おでんのような食べ物(写真右の黒っぽいやつ)を店のおばさんに勧められた。おばさんはそれを「てんぷら」と呼んでいた。腹腹に余裕がないから麺線の小サイズを頼んだのだが「え、てんぷら?」と興味に負けて買ってしまった。甘辛いソースがかかったさつま揚げのような味で、これはこれで美味しかったが全部は食べれなかった。結局「てんぷら」はホテルに持ち帰り、揚げ物好きの妻の夜食になった。テイクアウトを選んでよかった。

 

ところで麺線をすすっていると小学生中学年位の少年が1人で店に入ってきた。店の親父「今日は小でいいか?」、小学生「うん、小で」みたいな会話(中国語なのでわからないが多分そんな内容)のあと、出された麺線をサクサクッと食べて帰っていった。あんな小さい子が常連客なのか。台湾は外食文化が根付いていると聞いてきたがこういうことかぁ、としみじみ納得した。

 

麺線が気に入ったので滞在中にチャンスがあれば他の麺線屋にも行ってみたかったが、結局二泊三日の旅行中に訪問できたのは東門の一軒だけだった。

 

日本に帰ってから調べてみると東京近辺にも麺線を出す店があることが分かった。(もっと早く調べればよかった)

自分が調べた限りでは新橋、二子新地、新宿に1件ずつある。このうち新橋の「台湾麺線」と二子新地の「麺線屋フォルモサ」には足を運んでみた。台湾麺線はカツオ節が強く効いたパンチがある味、一方麺線屋フォルモサは複数の旨味や風味が複雑に絡み合った味に仕上がっていて、それぞれに特徴があってうまかった。

そして、どちらの店も「紅麺線」と呼ばれる麺線専用の麺を台湾から輸入して使用しているらしく、あの独特の食感を味わうことができた。

 

この「紅麺線」の製造工程を調べると、日本の「そうめん」とほぼ同じらしいのだが、麺を延ばしてから「蒸して干す」というの工程が入る。これが決定的な違いらしい。

ふーん、それであの食感が生まれるのか・・・。

気になって仕方がなくなったので自分で麺線づくりを試してみることにした。

 

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